浅野敏郎のブログ

2020年の為替相場を振り返る~EURUSD&GBPUSD

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「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より

今週前半までは揉み合いながらも、
一部の通貨ペアは、
ボラティリティが高い日々でしたが、

いよいよクリスマス休暇に突入し
週末を加えたロングウィークエンド
ということもあって、

ここ数日のボラティリティは
低下しつつある印象です。

年内が貿易協定合意のお尻
となっている英国のポンドは、
相変わらずイベント相場が続いており、

明確なトレンドにはなっていないものの、
乱高下による高目のボラティリティが
継続中です。

相変わらず蚊帳の外となっている
ドル円相場と違い、
これらの欧州通貨は比較的
取り組み甲斐がある1年だったと思います。

ということで、
今週は2020年の締めくくりに、
ユーロとポンドの対ドル相場を
振り返って見たいと思います。

—————————-

Merry X’mas!
そして、おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

何度も繰り返して恐縮ですが、
2020年の為替市場は堅調だった株式市場に比べ、
非常に悩ましい1年でした。

よくありがちな傾向ですが、
年初に大きく動き過ぎると、
やはりその傷を癒す時間が必要となり、
年内はトレンドが出にくいことがありますが、
今年は正にそんな1年でした。

そんな意味でも
その原因であった新型コロナの出現は、
非常に残念でしたが、
株式市場にとってはかえって
勇気付けられる値動きだった印象です。

というのも経済にとって
これだけ世界的にダメージを負った歴史は、
現代社会初…だと思われる中で、
堅調に推移できたのですから、
これ以上のリスクはそう簡単には起きない
とすれば、

有効なコロナ対策が明確になり次第
2020年による底上げか功を奏して、
そこからもう一段…という展開も見えてきた
のではないでしょうか。

また、縁起を担ぐわけではないですが、
2021年は「うし」年…つまり、
まさにBull yearということで、
すがりたくもなりますね。

ただし、あまりに急激に動くいわゆる
バブル変動は短期間で終わるのが常で、
先にも述べた通り、
その後遺症もまた重くなりがちです。

適度なトレンドが継続した後に
適度な調整が入り、
再びトレンドが出るような
数年は持つ「良い相場」展開
を期待したいと思います。

そんな観点からも年初の動きは
2021年のヒントが盛り込まれるはずなので
大いに注目したいと思います。

———————————–

では早速と行きたいところですが、
その前に冒頭の補足を!

「ボラティリティ」という単語を
何度か用いましたが、
これは「値動きの大きさ」という意味です。

どストライクな指標として
ヒストリカル・ボラティリティがあり
インジケーターとしても利用できます。
USドルインデックスチャートとヒストリカルボラティリティ
※上はドルインデックスとユーロドル相場比較、下がヒストリカルボラティリティ

また恐怖指数として有名になりつつある
VIX指数もまさに、
Volatility Indexの略ですから、
王道的な指標であることは違いありません。

ただ、VIX指数は確かに代表的な指数ですが、
VIXと日経225比較
※VIX指数と日経225の比較

特定の株式オプションの約定取引から
導かれる結果の数値なので、
どのように取引に活用するかは限定的です。

ということで早速…

2020年ユーロドル月足

EURUSD月足チャート2020
先ずは月足からですが、
当たり前ですが直近12本が今年の値動きです。

3月足の同時線は正にコロナショック相場ですが、
大底を付けた2015年から2017年前半の
下値揉み合いを再度確認に行き、
全く届かずに以降は底堅く推移しており、

一目均衡表を借りて表現すれば、
2018年初以来久しぶりに先行スパンの上で
推移できています。

3月足以降の波動で3波動目が確定したのは
今月の事であり、また転換、基準の両線も、
現行足が共通の高値対象となっており、
地合いは良好に見えます。

後で触れますが現状は、遅行スパンが
当時の先行スパン上限で上値が重い
可能性がありますが、

いずれにしても
・このまま上に抜けられるかどうか
・2018年の高値水準の1.2500前後でどうなるか
が注目されます。

2020年ユーロドル週足

EURUSD週足チャート2020
チャートの2020と書かれた縦軸以降が
2020年週足の値動きです。

3月前後のコロナショックの値幅が
大き過ぎたのは確かですが、
その後の基準線を見てもお分かりの通り、
決して下げへの影響は無かったことになります。

そしてその後の抜け方も
ストレスなく順調でしたから勢いを感じます。

月足で今後の注目として挙げた
2018年の高値付近では、
約四半期間、揉み合ったことが週足ではわかり、
そう簡単に上抜けできるとは思えません。

ただ、2020年の上昇相場で
途中の8月から11月にかけての中段揉み合いも
約四半期間掛かっており、
現在位置から調整が入った際の下値不安は
ある程度解消されているようにも思います。

中期的には既に3波動目が確定した後の状態が
現在の位置ですから、
既にロングになっていなければ今は、
様子見が最良の選択肢に見え、
モードは押し目買いを待つ状況でしょう。

2020年ユーロドル日足

EURUSD日足チャート2020
日足チャートも6月初旬に
各線が自律上昇し始めた以降も
全く問題ないとは言えないものの、

ここまで良いタイミングで各ポイントをこなし
各上昇波動では比較的明確な
エントリーとイグジットのポイントがあった
と思います。

11月初旬の深押しは
やや行き過ぎた観もありましたが、
その後の回復速度も意外と早く、
ロング戦略を再開するには比較的
気が楽だったと記憶しています。

日足だけでは既に
目ぼしいレジスタンスもなく、
買い焦る場面もありそうですが、

ここまで見てきたように
目先の大きなレンジは1.2000~1.2500が
順当に見えますから、

あとは大きな乱高下なく
揉み合いながら先行スパンに接するような
展開になれば
落ち着いて押し目を拾う
という展開がいわゆる「良い相場」
になりそうです。

2020年ポンドドル月足

GBPUSD月足チャート2020
ポンドドル相場はユーロドルと違って、
2008年の暴落以降、
一貫して下落相場を示しており、

現在も一目均衡表をお借りして言えば、
先行スパンの上限より下で推移しています。

コロナショックの本年3月足が
2008年以降の安値を更新したことを見ても、
その弱さが証明できます。

ただ、3月足以降の展開は例えば…
直近高値だった本年9月足そして
2019年12月足を越えたことで、
その間の下落波動が否定され、

転換・基準の両線の対象高値は
現行足に移っていることから、
今後も上値を更新できる状況が連続すれば、
両線は能動的に上昇できる地合いです。

変動の値幅が大きいので、
先行スパンを全て上抜けるにはまだまだ
ハードルが高いですが、

ファンダメンタルと相まって
明るい兆しであることは間違いありません。

ブレグジット問題が本格化する前の高値は
2014年7月の1.72手前ですから、
その伸びしろは計り知れないという
期待感もうなずけます。

2020年ポンドドル週足

GBPUSD週足チャート2020
月足でも確認しましたが、
コロナショックの暴落で
2014年以降の安値を更新したという弱さを
物語るように、
以前の高値を越えるまでにかなりの時間を
要しました。

9月の調整相場では一瞬、
「今回もダメか…」と思いかけましたが、
その後はドル安に引っ張られる形で、
徐々に底堅くなっています。

次の目ぼしいレジスタンスは、
2018年4月の1.438前後になりそうですが、
ここ3週間の200ポイント近い乱高下や
2019年高値を更新した際のフォローの無さを
見てしまうと、

そう簡単には上昇できないと思っておくべき
なのかも知れません。

2020年ポンドドル日足

GBPUSD日足チャート2020
3月の暴落相場は、
比較的入りやすかった記憶がありますが、
反発もきつかったので、
かなりのドローダウンを食らった覚えがあります。

以降の値動きは後から見ると
順調な上昇相場に見えますが、実態は…
7月から9月の比較的長く続いた上昇波動以外は、
押し目もきつく、
長期間ロングをキープして
全ての値幅が取れるような良い相場ではありません。

2021年も底堅い相場を想定しますが、
先週のブログに書いたドル円相場同様に、
高値更新でのブレークアウトよりも、
押し目がS点で止まるような場合にロングに転じ、
持っても10日間辺りを一つの目安として
早め早めの利益確定が良さそうな展開を想定します。

根拠としてはやはりイギリスのEU離脱が
不安定要因であり、
ユーロポンド相場が乱高下する限りは、
こちらもはっきりしないと思います。

総括

各先進国の財政政策と金融政策で、
どこまで世界経済が持つか誰にもわからない中で、

実体を伴わない株高相場は2021年もこのまま
継続するとの見通しに、私も同感です。

現在はドル資産に行き過ぎた資金が、
巻き戻されているのかも知れず、
それが各国の通貨高、逆に見ればドル安をけん引
しているのかも知れませんが、

このまま謎の好景気相場が継続するとした場合、
特に対ユーロやポンド相場にとっては、
リスクオンのドル売りは順当です。

注意が必要なステージでは、極力
そのようなコメントがお届けできるよう
2021年も引き続き努力して参りますので、
どうぞよろしくお願い致します。

是非、来年はブル年の元で、
良い1年となりますことを祈念いたしております。
どうぞ素敵な新年を、健康と共にお迎えください。

浅野敏郎

来年は8日の金曜日が初ブログとなる予定です。
ラストチャンスのステイホーム
極力、厳守したいと思います。

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コメント

  1. re凡 より:

    1年有難うございました。途中高度な内容に息切れしてついていけない所もありましたが、正月休みに再度読み返して学ばせて頂きます。来年もよろしくお願いします。浅野先生のご健勝をお祈りします。

    1. 浅野敏郎 より:

      re凡 様、

      本年はお忙しい中、コメントを頂くなどご支援いただき、ありがとうございました。

      充分な時間を掛けられず、中途半端な活字を晒してしまい、かえって混乱させてしまったようでしたら
      お詫びいたします。
      相場に関係してそこそこの時間が経過しましたが、そうなるにつれ、
      売買は極めてシンプルで、それこそ自分の判断次第であると痛感いたします。
      確かに表現はあまり見かけない切り口でしたが、
      シンプルな個人的判断基準は概ね公開できたと思っています。

      あとは、判断にはそれなりの経験が必要というだけですから、
      退場されない範囲で是非、ご経験を積まれてください。

      と言っても、これで十分という境界は無く、
      自分は今でも経験を積んでは失敗を繰り返している訳ですが、
      相場とはそういうもの…だとつくずく思います。

      どうしても収益が先に来てしまう投資行動ではありますので、
      トレンドが先に立つ傾向が強いですが、
      トレンドが継続するかどうかは別にして(逆のトレンドになるかも知れないという意味で)、

      相場はトレンド⇒揉み合い⇒トレンド⇒揉み合い

      の繰り返しですから、思考を揉み合いから先に立つようにすれば、
      一層トレンドを捉えやすいのではないか?

      というのが私のテーマである、だけなのです。
      来年のブログテーマには悩んでいます。
      今年の内容でどうしても不明解な部分がありましたら、
      それをテーマに深堀りしても良いかと考えています。

      是非、ご協力いただけますと幸いです。

      re凡様におかれましては、来年も良い一年となりますことを祈念しています。
      どうか良いお年をお迎えください。

      浅野敏郎

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