
「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅のデスクより
相場で売買取引する際、
注意すべきは流動性である
というのは基礎知識の範囲です。
※切手「見返り美人」・・・後ほどお話に登場します!
流動性とは、
市場で取引されている絶対的な数量
などと言われますが、
要するに、
その市場には、十分な参加者が存在していて、
十分な参加者がいれば、
売りたい参加者と、買いたい参加者も多く、
言い換えれば、売りたい時に売ることができ、
買いたいときに買える環境がそこにある…
ということになります。
つまり一般的には、
流動性が高い市場取引の方がより確実で、
流動性が低い市場はその分危険ということになり、
取り組む際の流動性は高い方が良い
というのが基礎知識です。
おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。
2018年の1月も概ね半分が過ぎました。
戌年の本年は、相場付きが良い
という格言もあるようですが、
相変わらず為替(FX)の方は方向感もなく、
私としては、株式相場を横目に、
しらけ気味な新年となっています。
流動性の有無≒ギャンブル性の有無
以前のブログでも、
流動性が低い相場こそがギャンブルである
という旨の記事を書かせていただきましたが、
流動性が低いと何が問題か?
と言えば、
一番に、決済の見積もりが立たない点を
指摘した記憶があります。
決済取引は、それが利益確定でも損失確定でも、
含み損益を確定する重要な取引ですが、
例えば売り決済が必要な状況の時、
売りたい時に実勢価格で売れないとすると、
せっかくの含み益も
大きく減った価格でしか確定できなかったり、
利益にならない価格でしか売れなかったり、
という不利益が生じます。
含み益はあくまで含み益であり、
最新の取引で付いた価格を元に計算された
あくまで見込みの収益なのです。
ビットコインの危険性
相場経験者であれば、
流動性の大切さは、それこそ幾度も痛感している
と思いますが、
流動性が高い市場で取引することが
相場投資の常識とされる中で、
いま流行りの仮想通貨であるビットコインは、
公然と発行数が限定されており、
つまり、流動性に限界がある危険な取引
であることが最初から判っています。
随分と昔の話になりますが、
記念切手収集が流行った時代がありました。
「見返り美人」や「月に雁」といった
額面は数円の古い切手が、
ブームということも手伝って
数万円で取引されていた記憶があります。
※切手「月に雁」・・・今で言えばレアカードでしょうか!
ヤフオクの価格には愕然とします…
このような現象は、
増やそうにも増やせない昔の切手
という希少価値こそが高騰の要因になっていて、
流動性の観点からは真逆の取引です。
ですから、
ブームが去って買い手がいなくなると、
あっという間に下落してしまうのも
当然と言えば当然なことではあります。
今のビットコインも正に、
限定された流動性が希少価値を生んで高騰している状況
だと思います。
ですから、ビットコインも記念切手のように、
持っているだけで満たされる一種の美術品として
捉えるのであれば、それはそれでアリですが、
仮想通貨ということもあり、日々手元で眺めるモノもありません。
万が一でも仮想通貨取引を、
決済を前提とした投資として捉えるとするなら、
実は最もやってはいけない
流動性が極めて低いマーケットに手を出している
という認識だけは、
少なくとも持っておいた方が良いでしょう。
浅野敏郎
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